たかが1mmされど1mm

小さい頃から鉄道模型を趣味にしていて、作ってみたかった車両があります。
国鉄クハ455-201という、古くからの鉄道マニアには良く知られた車両で、同型他車よりも車体が短かいという説があります。
# もう実車が存在しないので、確認できませんけど。 #
実車に乗ったことがあるのですが、(車体前半分が)前方になるにつれて座席や窓の間隔がちょっとずつ狭くなっているという、実に巧妙な細工がしてあり、
そして、車端部をロングシートに改造した際、シートが長くて(実は車体が短くて)入らないことから、ボックス席の間隔をさらに狭めてありました(苦笑)。
図面上は同型他車と同じ車体ということになっているので、製作現場でごまかしたんだと思います(^^;;。
でも、製作現場を責めることもできない(と思う)んです。

この電車、別の型の電車を改造したのですが、その元になった電車が400mm短かった。
その内訳は、台車〜運転台側のオーバーハング部分が250mm、台車センターピン間が150mmです。
そして、当時の国鉄では、(近年の)軽量構造電車の台枠切り継ぎを認めていませんでした。
# その後、オーバーハング部分に限って台枠の切り継ぎを認めましたが...。#
オーバーハング部分に新規部材を追加して延長することはOKで、他車(サロ150-3→クロ150-3の改造)でも実績があります。

そのため、以下、推測ですけど...

オーバーハング部分の250mmについては、図面に従って車体を延長したのだと思います。

問題は、台車センターピン間の150mmです。
上述のように、車体中央部の台枠切り継ぎが認められていないので、車体を延長できない。
でも納期は決まっている...。
そこで、巧妙にちょっとずつ長さを詰めて、「見かけ上だけ、他車そっくり」に誤魔化したのではないかと。
繰り返しになりますが「推測」ですので、念の為。

この150mmという寸法、Nゲージの1/150スケールにすると、たった1mmなんですね。
模型として誤差の範囲だよなぁ。再現できないなぁ...と。
たかが1mmされど1mmです。

なお、
図面と実車が違うと問題らしくて、この電車も「図面どおりだった」というのが、最近の定説になっているみたいです。
# 特にネット上で、車体が短い説を必死に隠蔽しようとしている人がおられることで、余計に怪しさを感じてしまいます(^^;;。 #
そうすると、国鉄・JRの営業用軽量電車では「車体中央部台枠を切り継ぎした「唯一」の車両」ということになり、「なぜ、この一両だけ台枠切り継ぎが認められたのか?。」という別の謎を生んでしまっています(苦笑)。
# だから、私は「車体中央での台枠切り継ぎをしないで、車体が短かった」が正しいと思います。 #

ま、もう実車が存在しないので、真相は闇の中ってことで(^^;;。


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