舞鶴赤レンガ倉庫
2017.08.20 Sunday | by ursa_minor
舞鶴の赤レンガ倉庫を見てきました。
こういうのを見ると、「日本って、どうして保存が下手なんだろう。」って思います。
というのも...
線路を埋めてしまったり
転車台を撤去して埋めてあったり...
保存整備を行ったことで、元々がどうだったのか?わからなくなってしまっているという...これでは、保存なのか破壊なのかわかりません。
「貨物の引き込み線があり、倉庫に貨車が入るように作られていました。」みたいな説明がありましたが、このような実態にそぐわない説明も、十分に調査されないまま保存整備された結果なのでしょう。
と言いますのも、
上の写真の転車台跡を見てお分かりの通り、普通の貨車が乗る寸法ではありませんし、下の写真の扉も普通の貨車が通れる寸法ではなさそうです。
つまり、これらの線路は構内トロッコ用なのでしょう。
扉寸法から推測して、恐らく貨車が直接入れたのは5号館だけで、他の倉庫では、物資を屋外でトロッコに乗せ換えてから、倉庫内に運んでいたのでしょうね。
なお、軌間は実測1067mmでした。